盆ならではの話

ウチの両親が母方の墓参りに行った。

毎年のお盆の恒例行事でもう何十年も続いており、同じ墓地の中にある何ヶ所かの一族の墓を順に参っている。
今年 ある親戚筋の古～い墓の前にいた時、父がパッと卒塔婆(そとば。墓の後ろに立ってる細長い木の板のこと。)に目をやると、その親戚筋の卒塔婆がちょうど裏っ側にある墓にくくりつけられていたらしい。

「裏っ側のよその墓にくくりつけてあるで。バチ当たりやなぁ。」

と夫婦で話し、父が裏に回ったら、その墓が親戚筋の墓だったらしい(笑)

まったくの他人の墓にもう何十年も手を合わせきたウチの両親！
俺っちも参ったことあるよ、そこ！

母曰く、「いや、だってあの辺って聞いてたから～」。
って、いやいやいやいやいや(笑)
そういう問題やなくね？
何を根拠にそこや思たんや？

今まで間違われてた墓の中の人も戸惑いしかないよね(笑)
「おたくら、どちらさんでっしゃろ？」ってなって、しかも毎年来るんやから いよいよ「え？ホンマ、誰でっか？・・・もしかしたらワテ、誰か大事な人、忘れてもうてるんやろか？」ってウンウン唸ってはったかもしれん。(古い墓だから一人称も古風。笑)
そう思うと気の毒で気の毒で！

逆に、放置されてたお墓の中の親戚筋の人も、「全然誰も来よりませんがな(ションボリ)」ってなってはったやろなぁ・・・。

ったく、ウチのオカンのウッカリ爆弾の威力はハンパないっすわ(滝汗)
ふたつの墓の中の人！長年にわたり、ホントごめんなさいでした！