母とわめき声

夜中、結構深い時間に家の外から何やらわめいている声が聞こえてきた。
以前から酔っぱらいや若者が騒ぎながら家の前の道を通りすぎていくことが時々あるので、まぁそんな珍しいことではない。
特に気にすることもなく、寝ようとした。

しかしその声はなかなか通りすぎず、さらに１分ほど響き続けた。
やっぱり尋常じゃない、と思ったと同時に、もしかしてこれって外のことではないのでは、とハタと気づいた。
これが電話での会話やとしたら、夜中やし訃報なんじゃないか？！と焦りつつ、部屋を出る。

やはり外からの声ではなかった。
母の部屋からである。

廊下に出ることで今まで聞き取れなかったコトバの端々がちゃんと聞き取れるようになった。

「・・・アンタらなぁ！ウンタラカンタラ・・・」

コワ～っ！！めっさおらんでるでオェイ！(滝汗)
もしかして急におかしくなってしもて、このまま元に戻らんかったらどうしよう・・・。
震える足でビビりながら部屋に向かった。

ドアを開けたら・・・
ガッツリうなされてました(笑)
寝言かぁ！よかったぁ～！

俺「ちょっと！お母さん！」
母「んはっ？！」
俺「さっきから１分以上わめきっぱなしやで・・・」
母「・・・ああ～、よかった・・・殺されそうになる夢見たわ～。ありがとう～・・・」

あるあるあるある！
けど、あんだけ寝ながらしゃべり続けれんのもすごいな。
俺っち、ン十ン年間ずっと母の子供やってますが、こんなダイナミック寝言は初めてやったんで、ホンマ焦ったよ・・・。